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深緑しかいずることが出来ないその聖域で、密かにその映像は出現した。
ふわりと浮かんだ映像に映し出されたのは、大人し気な男。
白くふわふわしてそうな長い髪に、紅の瞳。気質を感じそうなその男は、目をぱちくりとさせている。
『珍しい。 賢者から連絡なんて…』

17.されど深緑は、歴史を謳う

 

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男は酷く歯軋りをしていた。
黒い本を持ち、過去未来を飛び、幾多の混沌を呼んだが…。
異界の者が憎き「息子」の味方になってからは、全ての歯車がそれらに向けてゆっくりと「息子」の想いに答えているような気がする。
このままではいけない…このままでは…。
そう考え、最後の手段を考えつく。

世界を破壊する。
己が「生きていたという証」を残す為にはそうするしかない。

そう考えた男は顔を酷く歪ませた。
「破壊セヨ…『奴』ヲ…深緑ヲモ吹キ飛バセ…ククク…」



「しかし…ここが、あのグランオルグだとはな…」
ぽつりとロッシュは呟き、改めて前を見つめる。
グランオルグに辿り着いた時は、もう夕焼けが少しずつ傾きつつあった。
その夕焼けに生えるどす黒く染まったグランオルグの城壁の成れの果て。
一行はその姿に暫く驚愕し、呆然とするしかなかった。

15.過去の王子と未来の放浪者

 

 

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